角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

年末気分。

 
予約しておいたレンジフードの清掃の人が来られて、2時間くらいかけてピカピカにしてくれた。周囲の養生も念入りであったし、最後には周辺に掃除機までかけていただいた。小型掃除機も持ち歩いているのには驚いた。おかげさまで安心してお正月を迎えられる。
 
さて私は23日を持って退職するはずだったのだけれど、店長が「23日に辞めるのは構わないんだけど、朝だけ来てもらえるかな、体調が良ければもっといてくれてもいいし」とか言い出したので笑った。それは辞めるとは言わないのではないかと思いながら、いーですよーと返事をしておいた。短時間なら平気なので、それはそれで良かったような気がするけど。体調というほどのものでもなくて、ただ長時間の立ち仕事は後が辛いという話なので、平常時に考えると、辞める理由が自分でも良く分からなくなっていた。

それに、真実を書くと、年末の最終日に大掃除をするのが嫌で、なんとしても回避したかった。自分んちの掃除はしても他所の掃除は本当に嫌いだ。絶対にしたくない。
 
つかのまフリーになるので、アルバイトをしようかと考えた。

年末の短期アルバイト特集を各サイトで眺めると、とても楽しそうだ。クリスマスケーキの製造補助とか、おせちの詰め合わせとか、えびの殻むき、スーパーではミカンの検品などというのもある。
ミカンを詰める作業も楽しそうだった。写真を見ると、どうやら円筒形の中にミカンを入れて上からあのネットをかぶせてひっくり返すようだった。新しい発見だ。誰でもできる単純な仕事であればあるほど、要領の良しあしが如実にあらわれるし、些細な工夫や、知らなかったスキルなんかが必ずあるので、そういうのはとても楽しいと思う。ただ、例えばお刺身パックにビニールの菊を乗っけるだけの仕事だとしても、それを5時間くらい続けると完全に相当な筋肉痛になる。だから単調な作業はむしろ危険かもしれない。立ったり座ったり、身体のあちこちを使う全身運動の方がずっといい。
全身運動するアルバイトがあるかどうか知らないけど。

製造関係の仕事は、市の中心部にはほとんどなく、早朝・深夜の仕事には最寄りの地下鉄駅から送迎バスが出るところもある。どこのサイトだったか忘れたけれど、最寄駅から徒歩69分というのがあって笑っていたら、駅から徒歩70分というのもでてきた。
 
1月の末までのテキスト入力というのがあって、おやおやと思う。文字原稿を入力する仕事なので、おそらくパソコンを使わない年配者かあるいは子供の手書き原稿だと思う。そういう仕事は自分のきわめて初期の頃に、たまに発生した作業で、赤子の手をひねるようなものだ。
この仕事で一番重要なのは、入力の速さではなくて、人の書いた文字が読めるということだ。だからゲームをやってるすごい反射神経の人にも負けない自信はある。
しかしながら、この募集はフルタイムかつ週5日勤務であった。
自分にフルタイムで仕事をする体力があるか、週5日通う体力があるかを考えると、心から不安になる。実際にできるかどうかということよりも、まず不安にかきたてられること自体が、我々の年代の弱点だ。
睡眠時間3時間とかがざらだったり、15時間もキーボードをたたいて腱鞘炎にすらならなかった自分は、もういない。そう思うと、本当に遠くまできたものだなあと実感する。
 
感慨にふけったり、あれこれ目移りしているうちに、掲載期間が過ぎて終了してしまう。