角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

朝うどん

 

瀬戸内の海の上を走る列車が楽しうございました。
こんなの初めて、と思ってたら、神戸もかすかにそうなのだった。
 
はれの国、岡山は到着時点で雨。翌朝の出発時点で雨。

マリンライナーで高松へ向かう。だから私の列車は雨の瀬戸内海をわたった。高松から徳島へ。徳島は終日雨。いっときたりとも雨の止む時がなかったように思う。
 
大塚国際美術館にはバスで向かうしかなく、結構長くてワインディングな道を雨とともに。それで普段なら快適に揺られるはずが、降りたら目が回った。目が回っても空腹は空腹なのでレストランを目指すと、なまえを書いて順番待ちする程度に混んでおり諦めた。
 
ここの美術館は噂に聞いていて、是非足を運びたいと考えていた。印刷技術というか、陶板の技術というか、一見の価値はある。
実物大のカタログを見るようで、規模に圧倒される。
しかしながら、そんなに時間に余裕もなく思う存分に見て回ることができなかった。もっと良いアプローチの方法がないだろうかと思う。
今度行くときは岡山からではなく神戸から淡路島を通った方がいいかもしれない。一部高速バスを利用して乗り換えた方が賢明かもしれない。いやそれより思い切ってそこだけ団体観光にまぎれるというのも一案だ。
 
そして翌日私は岡山に戻ったのだった。
なぜ行ったり来たりするのかというと、当初のスケジュールだと休館日にあたることに、あとから気が付いた。けれど宿泊先はともかく、航空券は変更できないタイプであり、ひこうきFIXで計画をし直した。

初動捜査の重要性ということもあり、ここでなぜ警察がでてくるのかはわかんないけど、とにかく旅行イベントは初めの計画が非常に重要だ。いつも私は詰めが甘い。
そのため、当初の目的であった工芸展岡山開催は最終日の見学となった。
岡山から神戸に向かい、神戸から帰路に着いた。
 
実は出発の前日と前々日にアルバイトをした。ギャラ社の仕事だ。で、出発日当日は早朝からのいつものパートだったけど、欠勤者がいたために私は残業をするはめになった。自分の遊びの都合で仕事ができないなどとは絶対に言わないでおこうと思ったので、もういいといわれるまで仕事をすると、帰宅してから出発まで1時間程度しかなかった。
これは反省。次回からは仕事日を外して出発しよう。
  
帰宅して翌日に再びギャラ社。あと2回くらいは続く。
ギャラ社の彼女は、収入もないのによく生活できるものだと訝しがる。おまけに旅行まで行くとは、と呆れる。私は謎の生活者だ。
私は、多分宗旨替えをして、仕事よりも遊んでいる方が楽しいヒトになった。通う日よりも休みの多いほうが嬉しい人間になった。自分の欲求どおりにしてみただけなんだけど。
  
ヒトが、旅で何をしているのか私は分からないけれど、何かをしなくてはいけないということもないだろうと思うので、何もしない旅を私は好んでいる。次回からも、いつも以上に何もしない私でいよう。体調不安がかすかにあったこともあり、徳島の宿で10時間くらい眠ってみた。
翌朝うどんをいただいた。