角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

それでも出雲

 

岡山を中継すると1泊が必要になるので、福岡に飛ぶ。5時間くらいの待ち時間は、天神、博多を見て回ればしのげると考えたが、福岡は9月下旬、真夏だった。早めに空港に戻ると飛行機は2時間以上遅延し、出雲市内に入ったのは10時前後だったと思う。
出雲の夜は真っ暗だ。駅の売店なんかはあいてるはずもなく、駅からタクシーに乗ったので、途中のコンビニは素通りしてしまった。ホテルにも何も食するものはなく、近隣に店はなく、旅行第一日目の夜を空腹でやりすごす。

出雲を軸足にして足立美術館、石見銀山などを回る。食事はいつでもどこででも摂れるというわけではないと、旅行の都度思うことがあるけれど、毎回忘れてしまい、今回も何度か不便な目にあった。

柿の実はまだ浅い色だったし、中心部を外れると道を聞こうにも人も通らず店もないけれど、それでも出雲が好きだ。
 
もうのんびり旅行をすることもないかもしれないと思い、行先をかなり迷ったけれど、新しいまちではなくて、一番好きなところに行こうと計画した。

事前に決めていた予定のほとんどを覆し、現地での自分の気分でその日を決めた。出雲市駅の構内で、まだ迷い、一旦松江行きの切符を購入したけれど、待ち時間の間にまだ迷い、結局大田行きの切符を買って、石見銀山に行くことにした。
 
出雲には4泊したけれど、どうしても一日たりなくて松江には行けなかった。一力堂の最中を買えなかったのが心残りだけれど、思う存分好きなようにしたので、一人旅以外をやはり私は考えられない。
 
出雲空港から羽田へ。今年の春は神戸から直帰したので東京は昨夏以来。
最終日は強い雨に降られたけれど、帰りたくなくて困った。