角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

初回でやめた。

 

数年前にカルチャーセンターでお茶を習ったことがある。とても気に入っていたので、膝が痛くてやめたときは辛かった。その後は自動車学校に通ったりして、全く違う楽しみを見つけ、気まぐれで集めた古着の着物も捨ててしまい、思い出すこともなくなっていた。
 
ところが、学校の授業でふたたびお茶にふれる機会があると、やはり姿勢をぴんとして静かに動作する感じが好きで、お客さまに料理をお出しするときの所作も洗練されるのではないかと考えて、この10月から通おうと決めて別のカルチャーセンターに申し込んだ。立礼式といって椅子に腰かけて行うお点前をすると書いてあったので、知らない流派だったけど申し込んだ。

今日の午前中、その初回レッスンに行った。激しくつまらなかったので、もう行かない。
費用は前払いしたので勿体ないけれど、つまんない時間を過ごす方がもっと勿体ないと思う。
 
私は特に何の流派でも構わないから、茶の括りではなくて、むしろお行儀の括りで、きれいな立ち居振る舞いが身に着けば、と考えていたけれど、どうやらそういうところに先生は注意を払わない感じであったし、先生の動作も美しくはなかったから、もういいやと思った。こんなんなら、学校の授業の方が数倍良かった。何を教えようとしているのか、というのが大事なんだと思う。 
  
茶道の流派を調べると驚くほどたくさんあって、びっくりする。一昔前の学生運動のセクト主義を彷彿とさせる。こんなにたくさんあるんなら、自分の思うように振る舞えばそれでいいんじゃないかと思う。
 
少し白けて自宅に戻り、ちょっと休んでからすすきのへ。
その時間帯のすすきのは面白い。中小路は搬入の車でいっぱいだ。ホステスさんはまだだけれど、飲食関係は出勤してくる時間帯なので下っぱの方から、つまり私のようなのから早くやってくるわけだ。
 
店の鍵が閉まっているうちに私は到着したりするので、ようこさんがにこにこ笑いながらやってくる。
すっぴんのようこさんは、誰だかわからなかった。チャリで爆走して出勤し、日本酒のケースを椅子にして、念入りな化粧をし始める。私はようこさんが好きなので、ようこさんの話はまたこの次に。