角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

あぁ、日本半周したい。

 
さて、そんなわけでボランティアの方は、電話を入れてパート仕事の事情を説明し、養成講座を脱退した。こんなに嘘ばかりついていると、ひとさまの品性をとやかく言う前に、自分の品性が疑われると思う。私は各所、嘘をついている。
 
 
どの組織・団体にも、篤志な人は必ずいて、純粋に視覚障害者の不自由さを少しでも手伝いたいという気持ちであることとは思う。けれど、なかには持ち出し部分の多さと、作業の内容が「調理関係的」でないことを相乗させてそこをステイタスに思っている人もいそうだと感じた。だから公務である施設とそこに所属するボランティア団体との関係は、人的関係で切り出すと、とても不可解感のあるものになる。

大雑把にいうと、施設に勤務する若い女性事務員の人は、60代70代のボランティアの人たちに全く度が過ぎるくらい低姿勢なのだった。
そういえば施設に勤務するスタッフは、概論の時に、音訳図書をチェックすると北茨城あたりのものは訛りがきつくて聞くに堪えないと話したので、いささか驚いた。
もう少し長いこと関わっていたらもっといろいろな側面が垣間見れたかもしれない。
 
ついでに、仕事も辞めたくなったので、第一段階として、A店とB店に通っているのをB店だけにしてもらうことにした。年齢的に伸びしろがなく、期待される高い要求に応えられないことを理由にした。調理関連は何もできない人間が吹き溜まる職場であるとどこかに書いてあったが。
B店で継続していることはA店の人間には分からないし、仮に分かったとしても何が困るということもないし、B店に通うのも嫌になったら、それも辞めるので、私にはどうでも構わない。
 
店長が、50代半ばを過ぎると、仕事上で我慢をする必要も意味も感じなくなるよねと言った。私は、はじめてあった時からこの店長が好きなので、それで完全に辞める選択をまだできないでいる。店長は30年間コンビニで働き、何か所もの店経験を経て、A店の営業開始とともに店長になった人だ。だから人を使うことや、使う人のタイプなんかは熟知していると思う。それで、嘘つきの上すぐ辞めようと画策するパートタイマーの私は、何だかよそよそしくされてしまっているので、ああ私は見切られたんだなと感じる。
 
私は店長の大声の挨拶がとても好きだ。だから私も大声で挨拶をする。いつまで続くかな。
店長は私と同い年の女性だ。あと数年で退職らしいので、私にも、それまで勤務を継続してくれと言われたけれど、それほどの気構えはとうに失せている。元気なうちに旅行がしたいと言ったら、休みをとってもいいと言うけど、ひと月とかふた月を私は考えていたりする。