角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

採用が決まる。

 

信憑性のある記事を見つけた。パート採用に関わる人の記事だったけれど、それでようやく私はなぜ自分が履歴書だけではじかれるのかを理解した。曰く、一番着眼するところは「続けられそうか」ということなのだという。
あとは、オーバースペックなのはダメなんだそうだ。美人すぎるのもまた。ああきっとこれだ、といやに納得していたら、先日面接を受けたところからOKの電話がきたので、美人すぎることは決してなかったんだなと感慨した。笑うところです。
 
要は他の人たちから浮かない程度にそつなくこなして、お互いの働きやすさを阻害しないようにして、で、長く続けられそうな人が最善であるようだ。とすると、やはり年齢要素というのは長く続くという観点からは少し外れてしまうだろうし、第一、私は嫌なことがあったらすぐにでも辞めてしまう人間だから、まあ敗退履歴は仕方がないと言えば仕方がなかった。

性格が悪いと言われようと根性やら責任やらがないと言われようと、嫌なことがあったら無理して頑張ることなんか、もうしない。というか、今までもしたことがないので、可もなく不可もない割り切りの現場というものを私は懇願している。
 
なぜ今回のところでOKをいただけたか振り返ってみると、面接が奏功したと思う。
私はたとえ辞める気満々であったにせよ、そんなに阿呆ではないから、面接時点で粗相はしない。ただしく求められる人材として、スーツは喪服・礼服しかないので、ジャケットとスカートだ。それにパンプスをはいてひどく足を痛めたものの、面接までこぎつければ何とかなるような気がする。例の千円カットで散髪もした。
 
そしてなぜ面接にこぎつけられたかというと、いわゆるブラックと2chなどでスレッドがあがっているコンビニだからだ。とにかく人手なのだ。しかも私は速い時間帯を希望していたから良かったのだと思う。自分にレジや接客ができるとも思えないので、作業は厨房だ。かつ丼を作ったり、おにぎりを作ったりする、らしい。要求されるのはひたすらスピードだと言われた。
 
パートというのはもう本当にレイバーなので割り切りが肝要だと書いている人もいた。さからったりせずマニュアル通りに淡々とこなせばそれでよいのだと。最早キャリアアップとかは望むべくもないので、それでいいと思う。体を徐々にならすために週に数回から始める。一日たった3時間労働ですけど。
 
ワンオペが標準なので喜んでいたら、私の行くところは大きな店舗なので、3人体制なのだという。
この先、どうなるのか分からない。仕事を継続するには人間関係がとても大きな要素となると思うので蓋を開けてみなきゃ分からない。私は生意気そうな履歴のわりには生意気なことを言えたりはしないし、静かに仕事をこなしたいだけの人畜無害な存在なので、是非構わないで欲しいと願う。妙な期待をかけたり、マウンティングしようとしたりするのは、私をかなしくさせるので、心から構わないで欲しいものだ。
 
あまりに長期間働くと旅行に行けないので、そのへんの見極めもかなり重要だ。遊んでからいきたいのに、体力を使い果たしてリタイアしたら、そのまま永眠しかねないから、それは困る。
  
私は、学生のように、DMのごとくのエントリーはしないけれど、応募する度に自分がリストカットをしているような気持ちになっていた。就活は自傷行為のような気がした。特に悲しんだり、憂いたり、怒ったりもせずにただ盛大に乾燥して風化していくような気がしていた。
もはや自分の子供以下の世代となった新卒のこどもたちや、中途就活の人たちのお気持ちは、いかばかりかと思う。