角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

海苔が美味しかった件。

 

お鮨屋さんに連れてってもらった。回らない方の。
繁華街ではないところにある地味で静かなお店は、やはり地味で静かなお鮨を出してくれた。私は大きな鮨が嫌いだ。この店は大きさがちょうどよかった。髙単価なトロを置いていないところが好感が持てた。ヅケの味がとても良い。何よりも美味しかったのはアナゴの入った太巻きで、海苔があまりにも美味しいので驚いていたら、海苔はご主人がこだわりにこだわった有明のものだそうで、とても喜んでくださった。翌朝目が覚めて、あの太巻きをまた食べたいと思った。酔鯨をだら燗でほんの少しいただいた。ダラカンというのは北海道独特の言い回しと聞いた。日向とか人肌とか、そのくらいらしい。 
 
外が暮れきらないうちにおいとましたけれど、帰りの道すがら急に肩を掴んでキスしたい、といって迫ってきたので絶対にできません、しませんとお断りした。面倒なので今度お目にかかるときは市役所の食堂でランチにしようと思う。
 
自分としてはこのたびの途方の暮れ方というのは、多分最大級であろうと思うので、相談というわけではないけれど困ったなあと考えていてふと思い出したので電話してみたのだけれど、案の定何のアドバイスも何の示唆もなく、ただの酔っ払いだったというわけだ。
 
自分のことは自分で決めなきゃならない。
 
来週は年金氏とランチの予定があるけれど、彼とて何らの意見を私にくれるはずもない。ただぐちゃぐちゃと喋り倒しておしまいだ。
 
誰にも何の説明もしないし、何があったかなんて言いたくもない。そんなことはどうでも良くて、これからどうするかだけが懸案だ。
 
で、一体何があったのかというと、何もない(笑)。決算に少し関わってみて予想以上のでたらめぶりだったことが自分の大事にしたいことと逆行しているというのが一番の理由かもしれない。
 
強烈なことをしないと辞めさせてはくれないと思ったので、サクッとさぼってみたのが引き金になった。
今現在はイベントも終了し、大きな展覧会も終了したので潮が引くように仕事が薄くなったのは事実だから、年間を通じて安定的な収入がなく生活基盤足り得ないことや、会計はきちんとしようとすると片手間にはできないことを理由に挙げ、さらに強力な決め手として、腱鞘炎が悪化したことを辞める理由に挙げておいた。慰留や待遇改善などの条件提案を拒むにはうってつけだ。
 
何も嘘をついたわけではなく、これも事実だ。コーヒーカップを持ち上げるのも痛いくらいなのだし。お鮨をつまむのは一向に平気だけれど。
 
だから理由としては盤石ではあるけれど、波風を立てるつもりは全くない。それでも波風というのは立ってしまうようで、メールの返信で私はえらく人格を非難されることとなったのだった。少し可哀そうなくらいに(笑)。
 
まあいいや。
 
私のほうは月内で強制終了させようとしている。

眠いのでとりあえずここまで。