角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

俄か経理担当者として脂汗をかくような月末を乗り切った。

 
人が思う善というのは人夫々なんだろう。会社というのは一体何を目指しているのか分からない。私はできるかぎり正確な、事実に即した記録をしたい。けれど、相手が考える善というのは税額を減らすことだ。あまりはっきりとは書けないけれど、売上を落とせば利益は減るから税額が均等割で済むし、利益を赤にすれば、赤字額を繰越できるので来期の税額負担の軽減に資することができる。赤字が資するって(笑)
 
ゴミの強力削減を図ろうとするとゴミ処理の会社に疎まれると聞いたことがあるけれど、会社は、経費を本当に削減したいのかどうか疑わしいものだと考えた。
 
大手はいざしらず、中小のあるいは零細の経営者というのは専ら自分を太らせて会社はつぶれない程度に赤字決算をして、税金は之を納付せず、というのが理想だったりするのだろうか。そして借入金のために銀行提出する書類は利益があるように粉飾資料を作ったりもする。
 
赤字にするとか利益を出さないとかを自分たちの、つまりこちら側の思惑でどうにかできるというのもおかしな話だ。正確にはこちら側の思惑だけでなくて、会計事務所等が関与するけれど、担当者や携わる人間によって結果が違うことなど厳密にはあってはならないはずだ。
 
私は、どうも自分の一生懸命さが、むしろギャラ社にとってマイナスに働くのではないかととても恐れている。私は彼女個人のために仕事をするわけではないし、会社のために仕事をするわけでもなくて、そんなかっこいいお題目ではなくて、たまたま彼女が私を強く安心・信頼の対象として認識していて、私は収入に結び付くならと、利害関係が一致したかのように見えただけだ。
突っ込みどころが満載のカイシャなので、青臭い自分としてはいろいろやりたいことが出てくるけれど、それが必ずしも彼女の会社の望むところではないのだなあと考えた。
 
そうすると彼女の側から考えた場合、うまくやってくれなきゃ困る、ということになり、そういう意味でうまくやれない私は、背任になるのかなあ(笑)
 
まあ、あまり鼻息荒く初めから突っ走らないことに決めた。自分の浅い考えで進めるとがっかりすることだってたくさん出てくるはずだし。
 
先日来、矯めつ眇めつして一応落ち着いた顧客名簿は、簡単な説明とともに引き渡し、かつドロップボックスでスタッフの人と共有したのだけれど、先日たまたま開いてみて、私はとてもがっかりしてしまった。
 
入力時点で、すでに存在する名前の場合「2」と次の欄に表示されるようにし、2がでたらダブリだから対処してほしいと説明したにもかかわらず、「3」というものまであって、かつ、ご丁寧にそのセルが赤い色で塗られていて文字が白ぬきになっていて、私は、もういいやと思った。
 
それに何の意味があるんだろう。何のために人はそんなことをしたのだろう。無駄で余計で役に立たないどころか有害な処理だと私は思う。
第一、データベースを作るんなら、ましてや人と共有するなら、セルに色をつけて何かの意味を持たせてはいけない。
 
懇切丁寧に説明する勇気もスキルも私にはないから、そのままにすることにした。多分コミットメントの取り方としては、私は間違っている。おまけに、コミットメントという言葉の使い方すら間違っているんじゃないかと思う、私ったら。