角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

両手を大きくひろげたくらい。

 

パソコンを取り換えると何かしら周辺に齟齬が起きて、少しずつ失うのだった。
もう何回も何回も交換しているから、篩にかけるように失っているのかもしれない。
失ったことに、必ずしもすぐに気付くわけではないし。
 
ストレージ保存は散々な目にあった。もちろんストレージが悪いわけではない。
例えば3階層だとして、3番目のフォルダの名前と数量を確認したけれど、あとからフォルダを開いたらカラだった。フォルダに入れてなかった自分のつまらないブレた写真は無事だった。
 
あとはAとBに分けて保存したはずのものは全てからっぽだったので結構衝撃的だった。
実害は多分ないだろうと推測するけれど、万一ということもあるし、第一自分が今までやってきたことの証拠が何一つなくなってしまうのはちょっとどうかと思う。これじゃまるで仕事なしに馬齢を重ねたかのごとくだ。
 
幸い、dropboxで削除ファイルの復元ができ、最も使いそうな会社の分は一命をとりとめた。 
 
でもどう考えてもdropboxの使い勝手は最高にいいと思う。慣れてるだけかもしれないけど。なんていうか、どこかありもしないところに(笑)アップロードしている雰囲気がないし、うっかり削除したデータやうっかり書き換えたファイルの、以前のバージョンが復元できるのは、私のような「うっかりも度が過ぎる」者には大変ありがたい。
 
だったら無料のストレージを探すよりも、きちんとお金を払ってdropboxの容量を上げた方がどれほどいいか分からない。
 
と考えていたら、それならusbメモリで良いんじゃない?とか言われたので、それもそうかなと。
 
映画のマトリックスのようなことが実際に起きたら、スタンドアロンの価値ははかりしれないだろうと何の根拠も分からないくせに、ぼんやり考えたことがあるので、危機管理の方法としてはクラウドの時代だからこそクラウドに頼らない姿勢が有効だと思った。紙ベースで保管するとかも含めて。
 
とても利口になったような気がしたけど、確かfontを入れてたはずだと思いだして、ついさっきまで必死でusbメモリを探していたので、気のせいだったと思い知った。
 
で、今、何を探しているかというと、fontのdisc。usbメモリには普段使わないのを入れていたのだった。
  
 
私は自分が一体いつの時点でどんな顔をして、いろいろ捨てたりしているのか本当に知りたいと思う。
あれは本当に大切なものだった。先日、結婚した、と書いた人が何年も前に、あなただけに、いや、あなただからだったかな、すでに忘れたけれど、甘やかな言葉とともにくれたのだ。
 
フォントというのは、料理でいえば味醂のようなものだ。なんでもいい、というような雑な感覚では不味い仕上がりになる。まあ、パワーポイントでは使わないから、こちらも実害はないと思うけれど。
 
 
ええ、ええ、私は馬鹿者です。どのくらい馬鹿かというと