角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

つづくギャラリイ。

 

えーっと、やっぱり私が変なのかもしれない。
 
所用があって、2日続けてギャラリーに行った。ギャラリー自体に用はないけれど、その奥に事務所があるので。
やっぱり先日とおんなじに、袋物がぶらさがっていたり、ワンピースが壁にピンナップされていて「アホらし」と私は思ったのだけれど、奥にいると、ギャラリーにやってきたお客さまが「まあかわいい」とか「素敵」とか「すごいアイディアね」とか言うのが聞こえてくるのだ。なるほど。

足立美術館で見た装飾的な箪笥か何かを「こってりしてますな」とつぶやいた見物客がいて、そういう風にいうものなのかと納得したけれど、今回もそんな感じだ。
 
きっといろいろな素材やモノにあたたかい気持ちがあって、人をやさしく見ることができる人ならば、寛大に受け容れられるものなのかもしれない。


あいにくだが私は違う。自分は素材そのものをバイアスのかかった目で見ているのかもしれないし。実のところ、頭もちょっと固くなっているかもしれないし、何かトラウマみたいなものがあって、そういうシーンになるとフラッシュバックしてこの時とばかりに悪口をいいたい気持ちになるのかもしれない。
 
ポップな感じもキッチュな感じも、良く分からない割に私は少しく嫌っている。すべてが嫌いというわけではないにしても。
なんていうか、好きなものしか好きではないと感じてしまうので、やっぱりこう大人の女としておおらかに、いいですねぇと何に対してもとりあえずは受け容れる姿勢というのは必要なんだろうなと思う。
 
余計なことを書くと、私は「たくさん集めたい」趣旨で何かをコレクションする趣味は全くないし、自分自身や自分のまわりの空間や環境を飾ることには興味がないし、むしろできるだけ削ぎ落としていきたいとすら思っていて、それで衣類をまとめて捨てたりして、ときどき困ってしまうくらいなので、いいかげんなものだ。