角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

計算間違いした。

 

それいまだ戦わずして廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。いまだ戦わずして廟算して勝たざるものは、算を得ることすくなければなり。
算多きは勝ち、算少なきは勝たず。しかるに、いわんや算なきにおいておや。われは此れをもてこれを観るに、勝負あらわる。

なのだそうだけれど、私はそれは好きではない。賢明は好まない。

桜木花道がしろうとだからこわさが分からない。しろうとだから勝てると信じていると言ったけれど、私はそっちの方が好きだ。
 
 
良く考えたら、もう今さら良く考えても遅いけれど、計算を間違えたことに気がついた。私が間違うのはいつもだから、特に驚きもしないけれど、光熱費の見積もりを間違えた。プロパンガスは下手すると家賃くらいかかるものらしい。これじゃあどう転んでも利益は勿論、給料もだせない。給料はだせなくてもアルバイト料は支払う。これは当たり前のことだ。私は人として当たり前のことをしたい。
 
私の周囲から人がいなくなった。あまりに馬鹿なのは危険なのだろう。
  
開業ハガキを学校に持参した。なんだか夏休みのときの高揚感がなくなって何かあったのかと勘繰るくらいによそよそしかったので、何かあったのかもしれないけれど、どうでも良くなった。私には味方がいたことがないので、別にいいやと思った。

すすきのの店に行って、ようこさんを待ったけれど、しびれるくらい遅いので、板さんにハガキとぶどうを渡して社長によろしくと言ってきた。
その足で蕎麦店に行って今度はハガキと梨を差し出すと、店長が自分の使っていた薄刃をくれた。帰ってからよくみると刃こぼれが酷い。まあ店長はそんな感じだ。
 
きちんと大人らしく挨拶回りが出来て良かった。義理を欠いてはいけないのだ。
 
でも、急にいなくなったり、突然あらわれたりして、まるで私は「時代屋の女房」の夏目雅子のようだ!
 
天気が悪くて2日ばかり店にも行かず、ぐずぐずしていたけれど、腕がだんだん痛くなるのでまずいなあと思うけれど、思ったところで軽快することもないので、知らぬ存ぜぬを通そうと思う。要約すると知ったことか。と。
 
店のプレオープンが15.16日なのをハガキに書き忘れたから、誰も来ないと思う。食材の無駄がでるのは勿体ない。
 
計算間違いのせいで、私は食材に埋もれて餓死するようなはめになるのかもしれない。