角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

水曜はお休み。

 

日本酒のことを調べていて気が付いたのは、地酒はいつもいつでも買えるわけではないということだ。買おうと思って検索すると、もうどこにもなくて、次の出荷時期を待たなければならなかったりする。知らなかった。
 
送料を考えると、できることなら市内の酒屋さんに配達して欲しいけれど、なかなか揃わず、買いたいお酒が楽天に在庫3本と表示されていたので全部買ってみた。受けなかったら大笑いだ。
 
私はもしかしたらばくち打ちのようなことをしているのかもしれない。
飲食店の料理は、おいしくて当たり前だ。そこを最低ラインとして出発する。結局何が存続や繁盛の要因なのか、誰だって分かったようなことを言う割には誰も分からないのだと思う。道が1本しかないなら、迷いはぐれる人なんかいない。
 
昨日は4回目の試食に友人がやってきた。モノ好きと言うか何なのかよく分からないけど、有り難い話だ。味噌汁を〆に出すと、とても美味しいという。メニューに加えたいのだけれど、たくさん作りおくと煮詰まるし風味も飛ぶので、その辺をクリアしなければならない。
 
3回目の試食のときにさつま揚げの揚げたてをお出ししたら、大変好評だったけど、揚げたてというのは、色の白さと同じように七難を隠すのではないかと思う。若いうちが華、ということなのだろう。
 
次回5回目は来週の月曜日だ。何を作るか考えるのは無上の楽しみなので、これだけは私の取り柄だと思う。自分が食べる、ということではなくて、相手が息子であれ、友人であれ、人に何か美味しいものをと考えるのは本当に楽しい、私の唯一の特技だ。これってプラスになるかなあ。
 
開店シミュレーションをしていて、胡乱な客がきたらどうしようと考えた。そこで私は、やっと、蕎麦店の店長がなぜ手首の上にタトゥーをしていたのか分かったと思った。
タトゥーは軽く目につくところになければならない。お客さんは普段の店長の人柄から、それが勿論ファッションタトゥーだと分かるけれど、万が一、ということもあるから、それがファッションタトゥーなのかどうかの確認はできない。私も確認していない。
その万が一の場合への懸念が胡乱の客を胡乱たらしめない手綱のようなものになるに違いない。
一方、私はといえば、何分小さいBBAであるし、甲高くまくしたてたり、大声を出したりもできない。迫力とか貫禄なんてものはハナっからない。何十年経ったところで素人くささは絶対に抜けないはずだ。なんとも非力すぎるので、ここはひとつ、タトゥーなんだろうか。そういえば店長は坊主頭でもあった。
 
友人は、私が水曜日曜および5月を休むと聞いて、何度説明しても納得しなくて、私が道楽で商売をする余裕もちだと思ってるけれど、良く考えたら、力を尽くして説得して真実を知ってもらうよりも、道楽商売だと誤解されるくらいの気ままさを表明した方が、むしろ、緊迫感や鬼気迫る感がなくてお客様にとっては楽かもしれないと考えた。イメージ操作ともいう。

胡乱な客や絡み客に対しては、いなしたりできないので、正面からあるがままの力、例えば呆然と2時間立ち尽くすくらいのことはしてみたらどうだろう。ない力をかざすのではなくて、負の力のまま立ち向かえば、なんとかならないとも限らない。
 
 
前にも書いたけれど、在学中の後輩の人が時々来るので、彼にアルバイトとして手伝ってもらうことにした。これもどうなのかな。体力を温存したいという点では助かるけれど、最初から二人でということになると、私の打ち出したいイメージカラーのようなものが極めて曖昧になる上、自分がこうしたい、ということを私ははっきり人に指し示すことができない性分だ。かなりひっかかっているけれど、どうにも。