角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

小鳥の木。

 

ルーのたっぷりあるカレーが好きです。

まだ購入品があって朝からあちこちし、自宅近くに戻ってから、好きなカレーのある店で昼食をとる。
一番好きな座席があって、中庭の少しばかりの木々を吹き抜けのガラス窓から眺めることができる。花もなければ、これといった剪定がしてあるわけでもなく、ただ木漏れ日がちらちらするばかりなのだけれど、今日も、小さい鳥が2羽、3羽と枝の先に現れた。
どんなにたくさん木々の間に隠れていても、小鳥を見るのは、小鳥を好きな人間だけなのだと思う。
気分よくぼーっとしていると、なにやら隣の席で小言が聞こえる。隣と言っても話のなかみまでは分からないので、母親が子供をしかっているのかと思って聞いていた。微かに単語を聞き取ると仕事の話であるようだ。喋っているのはひとりで、あとの人は時々口を挟むのだけれど、押しやられてしまう。一体、楽しい食事時間に小言を言うのはどういうことなんだろうと思いながら、カレーを食べていると、食後のコーヒーになってもまだ止まることを知らなかった。
 
まるで油を垂らすようにきれめなく、終りそうで終らず、小言向きの声があるとしたら、こんな声だ。ぐちぐちぐちぐちと抑揚もなく、不機嫌が続く。

実は、遭遇するのは2回目だ。1回目は親子なのだろうと思ったし、姿形を見ることができなかったので、今日こそ、と思い、会計のときにちらっと見ると、存外若いご婦人だったので驚愕もしたし、先が思いやられると思った。
そういえば私は小言を言わない。言う相手がいないからだ。仮にどうしても言いたいことがあったところで、食事時はいやだなあと思う。言うのも言われるのもいやだ。というか、自分が言われる立場なら、せっせと逃げることにする。
 
眠いので書かないけど、日曜日は店に2人きてくれた。黒霧を開封した。

美味しい美味しいと言ってお帰りになったので、クラスメートとしての義理や温情があるにしても、どうやら食べられるものは作れるらしい。
明日も急きょ一人きてくれるというので、早朝買い出しに行くので、眠らなきゃ。

あ、えーと、そこのカレーセットは540円です。コーヒー付きで。

わぁあ。
今、(コーヒー)「つきで」と入力したら、昔の仕事のときに登録した「トゥーキュディデース」が出てきてものすごくびっくりした。