角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

4度ほしい。

 

大体コバエというのは、はっきりと姿をあらわさなくても十分うるさくてしつこい、気配だけのイキモノだと思う。
容認していたわけではないけれど、先日から1匹いる。めんつゆとかは買っていないので、酢と洗剤トラップとか醤油と洗剤トラップとかをしかけたけれど一向に飛び込んでくる様子もない。
部屋の中で発生するはずもないので、果物か何かの香りに惹かれて部屋に入ってきたのだと考える。

キーボードの上で邪魔する猫の画像はみたことがあるけれど、昨日、パソコンの前で四肢、といってもコバエに四肢があるかどうか私は見えないけれど、四肢を全開して昼寝するような、ふとどきな姿で登場したため、一撃した。
 
部屋の中がしんとなって、生きて動いているのは私だけになった。葡萄を食べてもひとり。オレンジを剥いてもひとり。天婦羅を揚げてもひとり。刺身をひいてもひとり。


このところ天候がずっと良くないのでベランダを開ける気にもならなくなった。雨ばかりか雷も鳴る。
少し前から近隣で何かが鳴く。最初はやさぐれた赤ん坊でも泣いているのかと思ったり、猫かと思えば、いや、今日は一斤の話はしないけれど、猫かと思えば早朝から鳴くので、おそらくは烏だ。
 
とても苦しげに喚くような鳴き方をするので気になって仕方がなかった。まるで「生まれてこないほうが良かったギャ」というような感じに鳴く。一体何のせいでそんな声になっているのか、おそらくはヒトのせいなのだと思う。

雨まじりの中に、そんなのが鳴くので余計にベランダは開けない。外にでるのは夕刻になってからだ。

だから毎日全国の天気図を眺めては、晴天をうらやましく思う。34℃だなんて、4℃位くれてもいいのではないかと思う。そちらでも、くれられるものならくれてやりたい、とか思ってるんだろうけど。
 
春が遅いのに冬が早いというのは、遅刻した分早く帰ります、みたいなもんで随分ひどい話だ。
なんだか風邪をひきそうだ。体調が悪ければ、私は全部を休む。卒業式も休む。何もかも休む。旅行には行く。

そう決めたら少し楽になった。烏も今日は鳴かないでいる。