去年のあの、いやに暑い夏が、もしかしたら生涯最後の夏休みだったかもしれない。学校が休みに入ってすぐ校外実習が始まり、それが先方都合もあって、17日が最終日だったため、あいだで1週間くらいあいたものの、小さい仕事があったりしたので、本日はそそくさとプールに行った。プールの帰りに宮田屋で珈琲を飲んで、今日が夏休みのようだと思ったら、明日から学校がはじまる。
休みの間に担任から連絡が入り、卒業式の答辞係をやってくれというので引き受けた。あしたは始業式の前からスタンバってカレーパーティがあるし、あさっては給食の手伝いで厨房に入る。
校外実習は楽しかった。貸切飲み会の日の主宰が日本料理の先生だったので、ご挨拶すると、卒業後はどうするのかと聞かれたので、魚をさばきたい、と現実的かつ直接的なことをお伝えした。知り合いの店を紹介しようかと仰るので、卒業までに考える。すすきのだし、夜だし。まあ朝から刺身をひいたりはしないので、夜に決まってるんだけど。
刺身というのは、ごちそう感なみなみならぬものがあって、実習先は蕎麦と野菜が主体だったけれど、ときおり蛸とかサーモンなんかをお出しすると、とてもお客さまが喜んでいる様子を感じたし、自分だってそんなに大好物とは言わないまでも、先日の会食で珍しいお刺身なんかはとても嬉しく美味しくいただいたのだから、日本料理的なことをするんだったら、刺身を避けて通れないような気がする。危険なのでなるべく避けたかったけれど、とりあえず鰺とか鯖以外の魚にも触れておくのは無駄にはならないだろう。
下水道施設部というのは建設局の中にあって、下水道施設部の中に排水指導課排水指導係がある。札幌市の場合は、ラーメン店と中華料理店の新規開店及び改装の場合にグリストラップの敷設義務があるそうだ。その伝でいくと設置はしなくても良いのだけれど、様々なリスクを想定し、設置したいというと、とても丁寧に親切に教えてくださった。床置き式の簡易タイプでフィルター交換をするタイプのものがあるとのことで、排水的にはクリアするめどがついた。
ドン引きされようと笑われようとかまわないので、何かをしようと思ったら、あたりに言いふらすことは結構重要だ。周りがそういう目で見てくれると、情報も入ってくるし、世間はヤな奴ばかりではないので、ご親切な助言とかご指導とかもいただける。第一、自分が公言することで自分自身を追いこめるから、内からと外からとで何となく出来上がってくるものだと思う。
プロとして一人前になってからとかお金をためてから、と考えていると、いつまでたっても機は熟さない。
危険な道を選べと書いたのは岡本太郎だし、やりたいことをやれ、というのは本田宗一郎だ。私はとても好きなのだ。ふたりともが「ひとまねをするな」と言っている。
あ、今日は満月。外をのぞいたら立派な月が出てるので、お月見しながらシロクマアイスを食べようと思います。
