今年の冬は全く車に乗らず、今日は久々に長い時間を運転して堪能した。ずっとどうにも天候が悪く、冷涼すぎる雨降りだ。
毎年4月29日にオープンする石狩の公園に、オープン間もなく毎年行くけれど、まだあたりは枯野原のようで、ひばりも鳴かず。雨の中を湿地散策というわけにもいかず。ビジターセンターでただ、どら焼きを食するのみであった。
石狩のお菓子屋さんのものだけど、餡が美味しい。
餡は砂糖と小豆ときどき塩しか使わないシンプル極まりない食品だけど、作り手や作り方で全然味わいが違う。自分なんかは好きでときどき小豆を炊くけれど、餡といえる代物にはなかなかならない。ただ甘く煮つぶした小豆になるだけだ。
羊羹しかり、美味しい和菓子というのは、本当に難しいのだと思う。シンプルであるほど巧緻が歴然とする。
私はといえば、いちいちしゃしゃりでることもないんだけど、一応私の日記なので、自分語りをする気満々なんだけど、休みの前に、実習室の空きを予約して有志数名で自主練習をした。学校のオムレツパンは24㎝だった。重い。自宅で用意したものは、自分の勘違いで、20㎝の軽量フライパンだったため、大いに勝手が違う。人に見せられないものが汚らしく仕上がった。
有り難いことに、自宅のもう一つのフライパンが同サイズだった。しかし24㎝の鉄フライパンは、かなり重く、まともに左手で持つのもしんどい。これを振るなんて、練習だけで腕を壊す気がする。私はヒヨコ調理人以下であるため、卵なんかにさわるのもまだ早い、というわけで、塩で練習すると良いと言われた。で、この重量級フライパンに塩を入れて、振る練習。
フライパンの振りだけで卵をかえす、孵化ではなくて、オムレツをかえすのであって、箸を使うと点数にならないとのこと。youtubeにあるように焦げつきそうならゴムペラを使うというようなコツとかヒントみたいなのは残念ながら一切使えない。
3回くらい振ったら腕がちぎれそうになったし、第一、素材である塩はすべて床にこぼれおちた。
木の柄がついているわけでなく全部鉄なので、持ち続けると腕ばかりか、てのひらにも食い込んで痛い。もっと体が大きくて力があれば、とつくづく思う。
痛む腕で掃除機をかけ、もちろん今日は痛む腕でドライブに出たのだった。
後日、塩を床にこぼした件をクラスメートに言うと、袋に入れた塩を使うのだよと教えられた。