角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

つかえるパワポ。


いよいよ夏、というあたりから事務所に人が増えて、にぎわった。
 
私の立場は、いろいろスイッチして、ややこしい。会社法的にも、税法的にも違法行為はしていないが、とにかくややこしい。

増えたといっても元が1名・1名の箱だから、たいしたものではないけれど、ある日、血液型の調査をした。
結果はAB男、AB女、B男、B女、A女2名、それと私、であった。しかもABチームはふたりともY田、BチームふたりともY口と、名字が同じであり、カードゲームなら勝てるかな、と思った。
 
で、どうってことはないんだけれど、見る限りではBとABではどの組合せもやりやすそうな、抵抗感なくコミュニケーションをとれる関係であったように思う。
BはAに対して、気持ちの初動が遅れるというか、一枚扉が多い、そんな感じだった。ABとAでは、会話的接触頻度が低かったように思う。AB同士、B同士、A同士はコミュニケーションの取りやすさ的には無問題であるようだった。
 
私が見たABは男女ともに、自分の意見をはっきり出すことがないように見えた。
どっちにする?というと、どっちにしましょうか、といい、どう思う?と聞くと、結構考え込んで、正しいことを言おうとする。ように見えた。大体、私が聞きたいのは、正しいことではなくて、あなたはどうおもうのか、という1点なので、少しじれったかった。
 
私は全員と会話をしたけれど、AB女性とは何を会話してよいかとまどった。これは多分、数行前に書いたような感じで、その人の気持ちや感覚が見えてこないからだと思う。
Bに対しては、男女を問わず、何でも言えそうだと思った。
Aに対しては、タッチしやすいけれど、少し気遣いが要ると感じた。大雑把な物言いをすると傷つくっぽい。
 
私が一番馬鹿だった。ので、血液型とかは関係ないと思います。
 
以上は前置き。
 
さて、秋も深まったころ、事務所に新規、怪しい女性が登場した。
 
業務上、事務所の上からふたり、年齢の話だが、B男性と、私とがセットで他社スタッフもまじえ出張にでたわけだが、B男性が私よりも早く札幌に戻ると、事務所は大変なことになっていたという。
 
今まで構築してきた穏やかで大人らしい、べたつかない淡々とした仕事場が荒れていたんだそうな。
 
聞くところによると、破壊的言動により、チームリーダーのAB男性を切れさせたのだとか。
双方から事情聴取するも、女性には自分の破壊的言動に自覚がなく、AB男性をはじめ関係スタッフは彼女のやまいだれを信じて疑わない状況。
 
調べてみたけど、何と言う病気なんだか、私には分からないし、分かったところでどうしようもない。
B男性が事務所にいるときや、私に対しては異常な言動はしないため、残業するチームに何かあっては気の毒なので、私も彼女が帰宅するまで、事務所に残ったりしている。これが本当のサービス残業ってわけだ。
 
ときどきの目の光に、ちょっとゾクっとするような暗いものを感じるので、鋭利なものをそのへんにおかないようにしようと思っている。だけど実際のところは、その人をボイコットするのが目的ではなくて、仕事をつつがなく完遂するのが目的なのだから、そういう集団なのだから、そこを間違うと、間違った集団になると思う。
 
ちょっと怖いのだけれど、そんなに毛嫌いはできない。どうやら固形物を食していないようだし、お昼すぎに彼女のお腹がキュルキュル鳴るのを聞いた。ものすごく可哀想だと思った。自業自得ではあるのだろうが、それにしても、かなり逼迫した状態でいたのではないだろうか、無職が続いたというから。
 
まあ、私にしたって、「貧乏」を人から同情されたり、そのせいで友人関係を絶たれたりしているし、お腹がすくとお腹はキュルキュル鳴るので、ひとごととも思えないので、あまり葬り去るようなことはしたくないと思う。
 
都合良く、私の事務所のパソコンのパワポの調子が極悪で、本日はパワポ作業の必要があって、自宅作業とあいなった。
パワポを直す気はさらさらない。はははは。