角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

友人と食べたもの。友人にもらった食べ物。行く予定だった店。


 当時はお客様だったんだけど、彼の発注案件のために私が休日出勤したとき、お弁当と一緒にカットパインを買ってきてくれたことを私は非常に気に入っていて、食を含めた気配りのセンスが好きだった。パイナップルも大好きだ。

礼文のたちかまぼこ、流通前の真白いたまねぎ、赤井川村のお漬物食堂のお漬物、じゃがいも、とうきび、釣果のあぶらこ、庭で熟したさくらんぼ、開発商品の薬膳カレー、マカロニサラダが付け合わせについてくるようなふつうの焼き魚定食も食べた。ジーマミー豆腐を食べさせたいと沖縄居酒屋に連れていってくれた。島ラッキョウもスク豆腐も大好きだ。中華の美味しい店も見つけた。MORIMOTOのトマトゼリーも買ってきてくれた。生パスタの店にも連れてってくれた。
こんどはフレンチに行こうと言った。私が免許を取得したお祝いに、円山にジャズライブの良い店を見つけたから連れていくと言った。じゃあ今度の日曜日の夜に行こうという話をしていて、土曜日に倒れてしまった20年来の私の友人。

頻繁に転院するから、お見舞いに行くと、昨日退院したばかりというようなことが2回ほどあり、会わない方がいい時なのではないかと考えた。

私を半分くらいは理解してくれる数少ない友人の何を自分は理解していたんだろう。
口数少なくパイナップルや島らっきょうを次々口に運ぶだけの自分だ。

どうやら私は、何か食べさせたくなるような、そんな感じがするらしい。
とても良い。それはいい。

大食漢ではないので一人前で十分すぎるくらい十分だし、素敵な感想を言いつつ食すわけでもなければ、おいしい笑顔をふりまくわけでもない。愛想も愛嬌もなく、もくもくするだけだ。


さて、昭和の時の話。
西方浄土出発が近づけば発声する力もなくなり、口パクというか、息で話をするような状態になるが、
ちょうどそんな日に父の見舞に行ったことがある。
父は、母を目で追いかけて口パクで何かを言った。いただきもののメロンがあるから私に食べさせろ。と。
次の日、父は出発した。

どうにも、なんとも。私に何か食べさせたいんだなぁ。


朝から、とりとめなく脈絡もないことを、なぜだらだら書いているかと言うと、
今日のお昼に「うに」を食するかもしれないので、舞い上がっている。

うに♪