角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

感動のテク。

 

以前の日記にも書いたが「広告募集」の看板は、そこここに増え、市内中心部にずっと空きっぱなしの事務所がいくつもある。
いつのまにかなくなった会社もあれば、友人の勤める老舗イベント社は秋のイベントを待たずに廃業するという。

雪解けも終わり、日差しがまぶしくなると啓蟄の如く、来客が増えた。当事務所は来客も電話もほとんどないのが売りなんだが(うりなのか)毎日毎日お客様・知人・友人がおいでになった。

そのうちの一人はスーパー仕事人で、元いた代理店を早々に辞去し事業意欲に燃えて独立した。仕事はとにかくできる人だ。
がしかし、彼にして、もう会社規模を拡大したり、雇用をしたりするのは全く考えられないと言う。
試練的!得意先消失だとか、それが原因のメンタル症状によりちょっとヤな奴だったのが、まるくなった。
私を「太いねえ」と言う。たしかに、眠れないことなんかないし、食欲はいつも旺盛だし。

もひとりは、ご自分の独り会社をお持ちで、かつ国立大で週1のクラスも持っている。ご主人は、超有名な企業にお勤めだ。
彼女は、巷間で言われるところの不況感を体感できないと言った。そして、私に「仕事的に変化があるのか」と聞く。
周囲が大変だ大変だというから、大変だと感じているだけではないのかと。
そんなわけで(どんなわけだ)、オロナミンCを買ってもらって飲んだ。

私は、よくわからない。

そして飽きた。盛大に飽きた。
そろそろ一生懸命になってもいいんじゃないかと思うときに、本気で飽きる。
私を振り回せば、ちゃらんと音がし、ぽらんと鳴る。


別の友人が言っていたが、バイトを今まで何人も雇ってきたが、未明にスタートするで、絶対に遅刻してはいけないシーンの最強テク=「前の晩からいる」、を実行した人間がかつて一人だけいたと聞いた。
感動した。結婚してもいいと思った。相手はさぞかし嫌だろうと思う。