●シーモンキーがクマムシ同様、乾眠する仲間だということを知った
●クロナマコを刺激すると内臓を吐き出すこと、もっと刺激するとドロドロに溶け、しかるのちに常態に戻ることも知った
この二つを知ったことは大きな収穫だった。年内に知ることができて大変よかったと思う。
クロナマコをクロナマコ足らしめるものについて、結構考えた。内臓を外にぶちまけた時点で、もう世界観は半分裏返しになるが、世界観を持たないものにとっては、空っぽ感も持たないんだろう。
さて、米に置き換えて考える。
私は学生の時に、量り売りの米(お金がないので奨学金がでたときに1キロくらいを買った)を紙袋に入れてもらい、浮かれて歩いていて、つい袋のバランスを崩し、それはさらなるバランスの崩れを呼び、路上にざあっと今買ったばかりの米を撒き散らしたことがある。昔から利口ではなかったんだけど。
そのときナマコ体質の米であるならば、路上の米は米として、いつのまにか空の紙袋が米で満たされるはずだ。
しかし、空の紙袋を小豆で満たすか、ミニトマトで満たすかは、袋を持っている私の意思だ。
ナマコをナマコで満たすものは何だろう。
よって存在の証明おしまい。あ~疲れた。
命になる瞬間は本当に不思議だ。
私はパソコン使いだけど、コンピュータがなにゆえ作動するのかどうしても分からないので、0とか1とか電気信号とかばかりでなく、エネルギーの法則や化学反応から説明していただけると氷解すると思う。以前も「電力線通信」という言葉ひとつで、自分が分からなかったネット回りのことが、目が覚めるように分かったことがある。
しかしながら私はノーヒントで判断に判断をつなげてシナプスのように生きて行く。
2007年も私は悲しかった。