角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

私の後にも先にも道はある

 

目的地があって道を誰かと歩くとき、相手が女性の場合かなりの確率で「どっちの道を行きます?」だの「信号わたっちゃいますぅ?」などと聞くので、いちいち大人気ないけれど、ひそかに逆上してみる。

うるさい。

私は、実に、買ってきたウサギのように声も出さず、寂しさに死んだりもなかなかせず、斜め横断も辞さないタイプだ。最短距離をいきたいです。

連れてってほしい時は連れてってもらえないという憂き目に会いつつも、独り歩きを超好む。

さて。

賃金闘争を体験してみることにした。

A)眠らなかったり、約束をスポイルしたり、昼寝をしたり、泳いだりして、法人成りした。
今、カイシャにある全てのものは私が独りで働いて得たものであって、負債なく、ひも付きでなく、株主ひとりきりの名実ともに小さいけれども私のカイシャだ。

--- ここで、試用期間を経てスタッフが登場。月給100万円(仮)欲しいと言う。
だがしかし、売上金額は120万円(仮)だ。 ---

B)いわゆるパート主婦という見られ方が厭なので、正社員になりたい。
月給100万円(仮)以下だなんて、学童保育にも恥ずかしい、それじゃあ頑張れないと言う。

彼女にとっては、A)はどうでもいいことだ。
どんな経緯で成り立った会社であろうと、この会社の前に会社はなく、
生活者の立場から必要額は算出できる。それが月額100万円(仮)with賞与600万(仮)プランだ。

私にとっては、B)はどうでもいいことだ。
95万円(仮)で働くことは恥ずかしいことなのか。収入が低いことは恥ずかしいことなのか。
賞与については、これは働く側からの働きかけで支給するものではない性質上、却下せざるを得ない。

年明け早々に社会保険手続きを進めようとしていたので、
いまいちど、いろいろを、この連休中に考えておいてほしいと提案して解散。

私の中でおおよその答えは出ている。
打開策はちゃんとある。

●シャチョーの給料を売り上がった月だけ支払い、あとは未払計上する。ただばたらきとも言う。
とどのつまり、私レベルのシャチョー職とはそういうもんなんぢゃないだろうか。

●けれども、そうすると必ずカイシャに貢献していただける保証もないままに当面は、私が血を流すようにして働いた資源を放出しまくることになり、私は雲散霧消するかもしれない。
第一、当社で無理だと言っている100万円(仮)に固執するならば、折り合えないならば、
他社にベクトルを向けていただくしかないかもしれない。
私は、独りに戻ってやり直した方がいいのかもしれない。


うふふ。どっちの道を行っちゃったらいいですぅ?

 

カイシャはスタッフのためのものではないと私は思う。
スタッフのために会社があるんぢゃないと思う。
カイシャは社長を含め全従業員が安定した生活を営む原資を勝ち取るためにあるもの、
ぢゃないと思うんだ、私。
社会通念上は正解だろうと思う。カイシャは利益を追求する集合なので、グローバル化せざるをえない、大きくせざるをえない、極地でも氷を売る。というのは分かるけれど、
その前にもひとつあると思うんだ。
平たくいうと、お客様が喜んでくださることで、社会還元とか社会貢献をした気持ちになること。スナップショットな見方かもしれないけど。
自分が今までしてきた極悪非道なことの禊にはならないかもしれないけど、ひとりで大きくなったわけではないので、そこがポイントだと思う。それを「自分は極悪非道なことなんか何一つしていない、お天道様に恥じることなんか何一つない」というのを、私は「恥知らず」だと思う。
恥ずかしいのは低収入ではないだろう。

高額見積りを送りつける私の言葉とは思えないことを書いてしまう。

テラハズカシス。


私は、鮫の歯の話が大好きで、後戻りできないようにカブシキガイシャにした。
あ、関係ないですか。