角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

めがねを待ちながら。

5年ぶりくらいでメガネを更新した。

メガネ待ちの時間にリニューアルしたロッテリアに入る。
4人掛けテーブルだったところが4分割され、隣席との距離は人がやっと通れるほどにあき、向いの席とは隔壁がある。
ちょうど列車の折りたたみのテーブルの感じ。写真は小さい棚が上にあるけれど、棚なしのタイプもあり、
独り席がやたらと増えていて、他者との接近遭遇を少なからず回避でき、それは、ある種の病院待合のようだったり、ラブホのごとく巧みだ。

私は、一人でいるのがとても好きだけれど、独りはさびしくて死ねるくらいさびしいと思う。

―― ことごとくの反対を聞き流し、事務所を借りることにした。とくにすごい仕事をしているわけでもないし、儲かっているわけでもないから、いつまで経ってもしょっぱい思いをし続けるんだと思う。思う存分自分を追い込む羽目になる。

さて、それにしても私は仕事をして報酬を得ているのではなかったのか。
セクハラ臭のする言葉に堪えることも仕事だったのか。
なにゆえ仕事の打合せと言いながら夜、わたしのマンションの前まで来るんだ。しかも頻繁に。

なぁ~んちゃって、おねぇちゃんなら、さぞ真剣に悩んでしまうところだろうけど、私はタフであるはずなので悩まない。
代わりに「刺すぞ」とひとりごちる。 ――

私は群衆の中の孤独がとても好きだけれど、閉塞された独りはMRIのように息苦しいと思う。

それで本日おすすめのエビカツバーガーは、ぷりぷりのエビには申し訳ないが、エサをコーヒーで流し込んだ気になって、反対側の通路にあるマクドナルドに入ればよかったかなあ、ドトールが良かったかなあ、あるいはミスドがよかったかなあ、カフェクロが、タリーズが、
と店を出た後もぼーっと考えつつメガネ屋に戻る。