半分は無責任でできていることについて。
小さいマンゴーを三枚におろすと随分情けなくなるので、
アボカドを切るように、短径にぐるりと包丁を入れて、静かにひねってみた。
追熟させていたせいもあって、ああっと驚くほど見事に種がはずれる。
そうすると半分はキウイを掬うようにしていただけるので少し幸せになる。
食べながら、糖度について考えた。
光選別果が人気だったり、海外農園では日本用品種には甘味の強い種を栽培していたり、
どんどん果物は甘さが求められ、甘くなり、一方で甘さ控えめの菓子類が主流になった。
糖分差別かもしれない。
時々申し訳ないくらい甘い果物に遭遇すると、こんなんでいいのかと危ぶみ、
それでもやっぱり美味しくいただいてしまう。
さて種のついている方の半分をどう扱ったら良いのかと言うと。
さぁ。