角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

虹の彼方へ

昔116は、たいてい、しっかりとしたお姉さんが受けてくれて、「間違いない安心感」を与えてくれたものだった。
それは私が社会人として若かった時分の記憶だからかもしれない。

先日、自宅を引っ越す際に、引越し日と住所を確定させてすぐに、116に、その旨を連絡。
越す先のマンションの都合で、今まで使っていたジェイコムのネットサービスが受けられず、泣く泣く新しいプロバイダを選定する。
数日後、プロバイダからの一式資料が新住所に送付されたらしく、受取人がいないため郵便局留置になる。

今回、事務所を新設する際に、引越し日と住所を確定させてすぐに、116に、その旨を連絡。
プロバイダにはすでに興味がなく、おすすめの有名プロバイダにした。
一式資料が新住所に送付されたらしく、有名プロバイダから「資料が戻ってきた。正式な住所が分かるまでサービスを停止する」と留守電が入る。

郵便局は、入居日までのお預かりサービスかなんかをNやプロバイダに対して有料開始すればいいかもしれない。

●入居日以前には居ないこと、鳥かごの十姉妹だってわかる。
●入居以前なのでサービス受けてないです。
●第一、送付資料がサービス開始のための資料なんだし。

情報は116からプロバイダに渡されるため、自分とプロバイダ間には直接のやりとりは発生していなかった。

どの時点でのミステイクというわけではなくて、気持ちが悪かったのは、仕事以前のアフォな所業をしでかしたという認識自体の欠落の感じだ。
コールバックせよと伝えられた有名プロバイダの電話番号が有料回線で、20分くらい待ってもつながらない状態を2度繰り返し、フリーダイヤルを調べ直して掛ける。
私が分かってほしかったのは、「誰だって、入居日以前には居ないこと」この一点だ。
最後まで理解した風には感じられず、時系列に意味を持たない星の人と話している気がした。
ネコでもわかる簡単なことを受け入れないのは、なぜだ。頭が誤変換してるのか。

お言葉の合間に疑問をさしはさもうとしたとき、電話口で彼は言った。
「今 ワ タ シガ 話しているんです」。
地球侵略的・中の人を想像する。以後、刺激しないように、気遣った。

116に電話したとき、事務所なので法人での申込をしたはずだが、個人になっているという。
事情を話し変更できるかと聞くと、ものすごくきっぱり、エスプレッソマシンのごとく、これまた間髪を入れず「できませんっ」と言う。

あーそーですか。

最後に「何か質問は」と言うので「全くございません」と平伏する。個人情報はあなたの手の中にあるゆえ、わたしは怖かったのだ。

何が間違いだったのだろう。
116に電話したことか、ビッグローブにしたことか、私がたびたび事務所を動かすことか。


私は彼を over the rainbow の人だと感じた。