大寒らしく外はマイナス10度。身体が慣れたせいか外を歩いてもそんなに寒さを感じなかった。
ぼんやり過ごして日にちが開いてしまったけれど、私はアマプラでBANANA FISHを熱心に見、2回目に突入したところ。どんな話なのか全く知らずに見た。とても好きなストーリーだった。第一主人公が若く綺麗で頭が良くてしかも超絶悲惨であれば誰だって好きになるのではないか。ならないか。
悲惨というところがポイントなのだと思う。ラストまでアニメで見ることができたので、アナザーストーリーの紙の本を発注中。前半と後半で主題曲がかわるけれど、前半のサバプロの曲がとても良かった。タイトルシーンの中で主人公のアッシュさんがどうしようもなく頭をかかえて叫ぶ絵があるけど、そりゃそうだろうと共感。
たまにこういうのに出会ってしまうと、衝撃波を受けたごとくしばらくはそればかりに浸ってしまう。
ついでと言うわけではないけれど、内容を忘れているのに好きだというのも変な話だとおもって「国境の南、太陽の西」を購入して読んだ。
レビューではこの本が村上作品の中で最も好きだという人がいたので、なんだかほっとした。その人は一体何が、どこが好きだったんだろう。はたまた最低、とかいう人もいるので人の感覚というのは本当に面白い。やはり私はラストが本当に好きだ。欠落を受容する、の代わりはおそらく死でしかないのだろうと思った。私はなんども思い出すだろうと思う。ただストーリーとか経緯とかの詳細は私にとって結構どうでも良くてただただ欠落を受け容れ難い気持ち、どうしても立ちあがれない気持ちだけが胸を打つのだった。
