角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

春先はいろいろ悩ましい。

 

ひとつは鍵問題だ。いまだかつて紛失したり忘れたりしたことがないけれど、年齢も高まった独居であるため、いつ、迂闊な粗相をしでかすかもわからないと思うと、いてもたってもいられないくらい不安になる。スペアキーを作るのはいいけれど、職場がないから職場にスペアキーは置けない。ポストだとかそういう隠し場所は全く信用していないのでそういう置き場は考えられない。車は保有していない。
とすると、スペアキーの置く場所がないのだった。一枚、息子に預けているけれど、オートロック開錠用のはスペアを作っていないので、部屋の鍵だけあったって、出入りのない時間帯は困る。
 
それですごくいいことを思いついた。レンタルボックスを契約するといいのでは♪
一番小さい箱で十分だし、それでも鍵以外に大切なものが少し入りそうだ。さいわい今、キャンペーン期間中なので月額料金が安価であるし。
 
と思ったら、「レンタルボックスの鍵」というのがあって、それは暗証番号ではなくてあくまでも鍵なので、こんどはその鍵の紛失に頭を悩ませることになる。残念な仕打ちだ。
 
万一のことがあれば鍵屋さんにお願いすればいいのだけれど、そんなとき、たいてい自分の場合だと携帯すら持っていないと考えられるので、鍵の身の振り方を考え付くまではスペアを作りたくないので、当分このままなんだろうと思ったら、何も考える必要もなかったかと思う。
 
おまけに、そう、ガラケーをスマホに変えた。スマホが欲しいわけではなかったけれど、これもコスパ比較の問題だ。で、ネトゲ廃人という言葉は聞いたことがあるけれど、スマホを持つと私は廃人になる。危険なのだ。
 
格安SIMと端末をセットで購入したけれど、マニュアルといったようなものはなく、大変に難儀した。文字は小さいし。ネット接続ができないまま4時間くらい夢中になった。小さい文字の説明書には、端末のスロットが2つあるから任意のスロットにSIMカードを差し込み、と間違いなく書いてある。それで好きな方に入れたのがまず第一の失敗。そこではだめなのだった。
 
電源をいれてまず出てきた画面がホーム画面ではなかったので、いったいこの画面がなんなのかがネット検索でも全くわからず、なぜなのかもう本当にわからず、すでに情報弱者となりきった自分には格安SIMは使ってはいけない代物かと考えた。
 
どうやってたどり着いたか分からないけれど、漸くホーム画面を見つけ、そこからやっとネット接続をした。
最初にでてきた画面はセットアップウィザードだったことに後で気が付くけれど、そこからでは設定できなかった。いや、とにかく、できなかったのだ。
 
それで4時間近く。
できない状況に直面すると、自分の場合はどうにも気持ちが高ぶって食事も何も完全に忘れる。ネットにつながりさえすれば委細OKという話ではないから、まだまだ問題は山積しているのだけれど、いい加減にしないと廃人になるか、少なくとも数日間は生活破綻状態になると考え、電源を切った。
 
毎日少しずつできないことをクリアして行こうと思う。ってそんな大げさなもんじゃないはずなのに。
 
LINEよりも使い勝手がよくてイケてるという噂のハングアウトを使おうとしているけれど、半分しか使えていない。何が半分なのかというと面倒なので書きたくないし。そこでまた電源を落とした。
 
どうせこちらから電話をかける用事もないし、番号と電話的通信環境を保持していることが大切なのだから、特に問題はないのかもしれない。
 
さて次に、tumblr問題。
先日、息子と話していて私の生存確認をどうしようという話になった。
tumblrを使えというので、老いては子に従うことにしたので、使ってみたら、意外に面白くないので退会した。
自分のスクラップブックとして使おうと思ったけれど、好きなものをスクラップするのにログインするのがまず嫌だし、自分のスクラップをどうして他人に見せなきゃいけないのか意味分かんない。フォローしたりされたりという関係性を私は嫌う。どうしても嫌いなのだ。
もし楽しげに楽に(同じ文字が重なるのも不気味だ)使えるなら、追加のブログ機能で日記を書こうかと考えたけれど、日記はだれかれに読まれたくない。
 
第一、生存確認のためなのだから、息子は私の日記なんかにいささかの興味を示さないから読んだりはしないけれども、読める可能性があること自体が嫌だ。
日記の方にはパスワードをつけて隠せるけれど、そうするとこんどは読んでほしい人にtumblrログインを強いることになる。そんなのは絶対に嫌だ。
まあわがままに、いろいろ嫌なことをあげつらったけれど、「スクラップするために『自分の気に入ったもの・好きなもの』を探す」行為が一番嫌だ。私は好きになれる人を探して好きになったりはしない。
 
tumblrも使い方サイトがいろいろあったけれど、どれも分かりにくくて嫌だった。
使い方の意味なんて全く私にはどうでもいいし、意味なんか人に言われることではなくて自分で掴むものだろう。一番肝心なことを一番最初に説明していないというより全く書いていないのが多くて本当に困った。知りたいことが書いてあったのは一つのサイトだけだ。すごいと思った。
 
私はもう昔みたいに小手先だけの文章をそれっぽく書くスキルだけで人前で文章を発表したりするのはもうこりごりだ。そういう力はなくなった。
今までひとりが好きでひとりを通してきたのに今更、友達をみつけようとか仲間に入ろうとか、なぜそんなことをしなきゃいけないのかも分からない。年をとってさびしくなるから、とかそういうのは何だかちょっと性に合わない。
 
そんなわけで子に従わないばかりか、どうやら私はますます人間嫌いになっているようなのだ。このへんはも少し考えてみなきゃいけないかもしれないけど。