「お前は冷淡だ」と言われたことがある。同じ人間がつい先日、私のことを「心を開かない人だ」と言った。ああもう面倒くさい。
私は、滑ったとか転んだとか痛いとか痒いとかを言うのは嫌いだ。聞いてくれる人がいないってこともあるけど。でも、世間的には12月に入ったことだし、じゃあ「心を開いて本音」でひとつ。
私はニベアのにおいが嫌いです。
母なんかは喜んで使っていたし、たまに香る程度なら、そう神経をとがらせたりしないけれど、今、事務所に女子が大勢いて、私にしてみれば、女子２人以上は大勢なんだけど、で、誰かは知らないけれど、盛大にニベアをお使いになっている人がいて、事務所の中が濃厚ニベア臭に満ち満ちて、なんぞこれ、なんぞこの悪意、みたいな気持ちになる。
多忙時期をすぎて、すっかり暇になり、日々出歩いていたら、出歩きすぎであるから、他者の手前、示しがつかない、みたいな、死ぬほどつまんないことを言われたので、今日は一日パソ前に張り付いていたら、もう虐待に近いものがあるニベア。頭も痛いニベア。
食欲も失せたので、お昼をたべなかった。
おやつにカステラと和菓子と紅茶をいただいた。
私は、ある種コミュ障なので「あなたのハンドクリームのにおいが酷くて私の人生に支障をきたす」とか言えない。
あと、Ｏさんのこと。
こないだふいに思い出したんだけど、Ｏさんというのは高校の時の同級生だけど、全員参加のバレーボールの大会で、私は何が嫌いってバレーボールくらい嫌いなものはないので、死ぬ思いで一番隅っこの方に突っ立っていたら、そしたら外野のＯさんが「角度さん、動いて動いて、角度さんったら動いてよ」とか何度も大声で言うもんだから、集中的に狙われるはめになってしまって、そのうるさかった事、恥ずかしかった事と言ったらなかった。
私はバレーボールコートの中で読書でもしてたい気持ちだったんだ。なぜかというと、運動神経が超絶鈍かったからだ。何十年も経って体力のなくなった今の方がむしろ運動神経はずっといいと思うほどだ。
なにかの占いに「人から指図されることを異常に嫌がる性質」と書いてあって、異常かどうかは知らないけど、仕切られたり指図されたりするのは、かなりいやです。で、Ｏさんのような人が、苦手でたまらない。
そんときは、試合がやっと終わったと思ったら、急に生理がはじまっちゃって。
焦っているのに駆け出すわけにもいかなくて、もじもじ歩いて情けなかった16歳。
えーと、心を開いたりしない方が穏便でいいような気がするんだけど。
