角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

わくわく3月

 

アウディで迎えが来て、街中をそんなに飛ばして、お昼御飯をいただいた。
私は、タコとエビ以外のシーフードをパスタの中から探そうと躍起になり、例によって、相槌もそこそこの、もくもくの女と化していたんだけど、タコにフォークを突き刺した時「地方都市の庭付きの古い小さい一軒家・駐車場2つくらい付き」を買おうと思いついた。うん。
 
話はそこからだとアウディ氏(以下ウデさん)は言う。曖昧な夢を、いつ頃に何をどのようにどうしたいという希望に転じ、しかるのちに、そのために今なすべきこと・できることを考えるんだと言う。彼は、言行を一致させられる結構稀な人間だ。ウデさんはある一定のインカムの仕組みをつくったら、とっとと海の見える町に住むつもりだという。趣味の魚つりをして暮らすために、取れる限りの船舶免許をはじめ、アウトドアに必要なスキル・資格類は網羅したという。
 
で、人の意見にすぐ惑わされる私が、あっというまに思いついたというわけだ。母さんはいつまでも生きているわけじゃないから、ひとりになった私がここに住み続ける理由なんかない。
 
私は自分の小さい事務所をプライドを持って守ろうとしていたけれど、そんなことより将来のありたい姿から今に至れ、すなわち、今はコストというコストを抑えて自分を守れと言う。事務所経費削減のため、自分の事務所に来ないかという提案が主旨のランチであった。
 
うん、そーする。
 
私はほとんど自分でものを考えちゃいない。代わりに誰かが考えてくれるのを待ってるようなものだ。断固としてお断りする理由もポリシーも何もないし、ふたたび私は雑居の人となるだけだ。
流れに任せるのがいいんだと思う。第一、どこにいて何をしようと、私は私以外にはなれないんだし。
 
先日も書いたけれど、私のメインの仕事がなくなった時は、半日くらいは悔しくて、どんよりと過ごしたけれど、翌日には治っていて、それでも自分に給料を出せなくなるので、「きゃあ」な気持ちを書いて送ったら、全員がものすごい速さで反応してくれたので、思わず私カワイイとスイーツ(笑)気分になった。冗談です。
 
で、ウデさんもそのうちの一人。自分も同様な目に連続して遭遇したことが引き金で鬱病になった経験があるから、私を気遣う。
 
私はめったなことで心が折れたりしないので、一昨日お目にかかった高齢社長も、あんたは強いなあとおっしゃる。自分の取り柄はまさにそこにしかなく、あっけらかんとしたもんなのだ。鈍感さは力になる。
 
私は今日産んだ。いや、変な変換をかけないで欲しい。私は強運だ。この前見つけて買いたかったバッグを買う前で良かった。春のパンプスを買う前で良かった。すっごい欲しい車を見つけてドキドキしたけど、アクションを起こす前で良かった。
 
昼寝の楽しみはなくなると思うし、本当に寝心地の良かったソファを手放すのは残念だけど。