角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

落雷を聞いただろうか。

 

ウスネオイデスの小さな株というか欠片を息子宅から貰い受けたのが5月のことで、体重測定をしたら11グラムであったと書いた記憶がある。体長はどこからどこまでを計れば良いかはっきりしないけれど、伸びた。

初夏のころ、朝ベランダに出して夕方に取れ入れることを繰り返した。そのうち夏になったので一晩中ベランダに吊るして置いた。
霧吹きで水をかけたり、ソーキングといわれる数時間の水中漬け置きも月に一度している。

今日は激しく雷が鳴った。雨を見るついでにウスネさんを眺めた。今晩はどうしよう。室内に取り込んだ方がいいのか、吊るしっぱなしにした方がいいのか、考えた。どっちがいいんだろう。
人には細やかな愛情を注がないが、植物にはなにくれとなく目をかけている。といったって毎日眺めるだけなのだが。
愛情とはなんだろうと、まだ雨を見ながら考えた。

ウスネオイデスはどこからきてどこへいく植物なのだろう。マフラーを木の枝に無造作に掛けたようなかたちで下に伸びて行く。根付いているわけでもないらしいから寄生ではないようだ。

外ばかり眺めていると至近距離に落雷したらしい爆音がして心臓がどうにかなりそうだった。

 

今晩も野宿決定だ。どこへも行きやしないだろうね。