角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

「あ」の多い文章。

 

降りも降ったりと言う具合に見るみる積もった今朝の雪が昼の雪になり夜の雪になりして気温も随分下がったことだから、甘酒をつくろうと板粕を浸漬しているところ。
きょうのための甘酒を明日の希望にすりかえて、今夜は気分の甘酒だけで眠るしかない。

朝、出がけに車のワイパーを立てておいた。これは雪国の常識だ。
以前、他所の会社の駐車場の全車両がワイパーを立てて整列していたので、それは一斉のコオロギのようにかわいらしく、企業文化なのだなあと思ったことだった。
 
あ、企業ではなかった。国税局の駐車場だった。かわいらしさが半減した。
 
それにつけても、甘酒というのは即時性に欠ける食品だ。漬物のようにあらかじめあきらめの待ちがあるものとは違う。今日の寒さに応えられたいときに応えない。それは抱かれたいときに抱いてもらえない腹立たしさに似ているかもしれないけど、そんな気持ちにここんところなったことがないから分からない。
 
ゆうべのうちに浸漬しておけば、良かっただけのことなんだけど、今夜の気持ちを昨夜に分かるはずもなく、そういえば浅草の仲見世で飲んだ甘酒は薄かった。薄い甘酒でもめがねを真っ白に曇らせた。
 
あしたは車で出かける必要があるから、あさに甘酒を飲んだりすると飲酒運転になると思うので、朝は無理。ああそれよりも、あしたはあさから車発掘をする。一時間くらいは雪かきをして、それから出かけるので、事務所には出ずに直行することにしよう。
  
そして直行には直帰がつきものなので、とっとと家に戻って甘酒をつくって一杯飲んで、どうにかなろう。