トナカイはトンボでもトンボつりでもないけれど、今頃どこまで行ったやらと思う。フライトレーダーにこんな仕掛けがあるなんて。
ときおり、このサイトを開いて眺めるのが好きだった。世界中をこんなにたくさんの飛行機が飛んでいる、たくさんの人々が移動しているのだと驚愕した。私の旅行先は専ら国内で、南極に行きたいと思ったことはなかったけれど、南極大陸にまでウィルスは行き渡り、いよいよわたくしたちはどこにも逃げられなくなったし、隠れることもできない。
先日、息子の家の幼児が２歳の誕生日を迎え、この子の父と母はうまく生き延びて幼児を育て上げられるだろうかと考えた。この子の未来はどんなだろうと案じた。身震いするほどこわくなった。私は何の力にもなれない。この子の将来のためにしてやれることがない。
大人としてまたは社会人として私は恥ずかしい。
あるいは時というのが人によっては即効性だったり遅効性だったりしても必ずや万物を死に至らしめる毒であると考えれば降り注ぐ時間に逃げまどいもせずに声もあげずに諾々と過ごしていくことを運命とかいって明日も仕事に行くんだ。なんか、恥ずかしくないですか。
