車に同乗した男性が、あげくの果てに「礼儀としてホテルにお誘いしてもいいだろうか」と言いやがったので、無礼講で構わないと言ったことがある。
先日は、打ち合わせの別れ際、近づいてきた男性にそんな感じでそっと言われた。
「僕、まだ現役だから・・・」。
なにがだ。
仕事関係で、関係の質を変えたり距離を縮めようとする男は嫌いだ。
女は、もっと苦手だ。
重ね重ねフレンドリーで、だけど仕事の筋は通らない、という場面に遭遇したりすると。
たまたま昨日、女性と組んだ女性に関わる仕事をしないかというお話をいただいた。
「女の人をいっぱい集めてサ・・・」と言われた時点で軽く眩暈感を覚えたので丁寧にご辞退申し上げた。
うん、私、実力もないし。
女が嫌いだといっても、ジムの風呂場で否も応もなく湯船に浸かって眺めていると、扁平であれ豊満であれ「マジでカナシィ」ことなんかを、それぞれが抱えているんだろうなと思ったら、髪のパサついたねえちゃんの細っこい肩も、ねえさんの脂っこい腰つきもなんだか痛々しく見えた。
あぁ、仕事はことわる。
斯様な自分を応援してくださる不思議な面々もいて、仕事まわりで少し考えていることがあるけれど、例によって自分はいつまでテンションを保てるかわからないので、なるはやで決定しなきゃならないとおもうこのごろ、「もっと好感度の高い文章を書け」と人に言われた。
なんで知ってんだ。