2013-03-26 睥睨果 あれはムクドリではなくヒヨドリなのだと知った。 ヒヨドリ冬霧千切り鳴き 口重く朝をつくり 浅い夢覚めて覚めやらず 誰の思惑なくヒヨドリ空を裂き 春は冬を冒し ただ押しやられ 雪わだかまり 降りこめた意味を絶望するのは 雪でなく ヒヨドリでなく 怒りを超え ただ風のない朝に揺れたかもしれない 忘れ残る 睥睨果