角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

睥睨果

 

あれはムクドリではなくヒヨドリなのだと知った。


ヒヨドリ冬霧千切り鳴き 口重く朝をつくり 浅い夢覚めて覚めやらず

誰の思惑なくヒヨドリ空を裂き 

春は冬を冒し ただ押しやられ 雪わだかまり 

降りこめた意味を絶望するのは

雪でなく ヒヨドリでなく 怒りを超え 

ただ風のない朝に揺れたかもしれない

忘れ残る 睥睨果