角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

土曜の夜に

予告編で知って、どうしても見逃したくなくて本日公開の「四分間のピアニスト」に行く。

胸騒ぎ感でいっぱいになる。刑務所内と、戦時下がときに交錯するので陰惨な感じは必至だ。
主役の女性はオーディションで選ばれたそうだけれど、なまじ美人だったりカッコよかったりすると尖度が落ちると思う。不貞腐れて手持ち無沙汰で持て余す絶望の感じが、とても良かった。

喝采のためでないピアノ。叩かずにいられないピアノ。それを「使命」というのがいかにも西欧だと思った。

日本に、楽器はあっただろうか。例えば琴、日本の凄腕琴プレイヤーはどのような意識で演奏したんだろう。宗教観が違うから「使命」の線はないんじゃないか、と勝手なことを考えた。

暴力的だというのは、筋が通らないことだと思うので、一体どこでどう終えるんだろうと案じていた。

ラストシーンとは関係ないけど、自分は、映画であれ本であれ、何か投げ出されたストーリーがあるとき、必ずそれからそれからそれからどうなると一人でずっと考える癖があって、そうすると、ひとりのこらずいなくなってしまうので、寂しい限りです。

帰ってからカップヌードルを食しました。ネギしお豚カルビ。(どうでもいいけど、漢字とひらがなとカタカナが入ってる。)