角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

覚えたての風。

 

祝日なので、スリッパとか風呂用椅子とかをショッピングカートに過積載状態で出社してみた。

ロバになった気がした。ローバでないです。ろば。 

昨日はもう本当に久しぶりの全休。 日曜日ごとの早朝に自動車学校に通い、そのあと事務所に行く生活が結構続いたため、その習慣がぬけずに5時前に起きてしまう。懸案であった掃除やら何やらを存分にこなしても、昼には終了したので、箪笥の抽斗用のカゴを探しに100均にでかける。 

事務所まわりの買い出しはダイソーで済ますけれど、自宅のものはサッポロファクトリーにあるセリアに行く。セリアの入っている建物の1階にはペットショップがあるから、ここでボックステリアだのロシアンブルーを眺めるのも自分には大きな楽しみだ。

狆の大きな黒い眼と目が合ってしまい、照れた。昨日、カメレオンはいなかった。 
空が高く青く、風は6月と違ってはっきりとは香らず、9月は9月の風が吹く。
車に乗りたいと思う。 
教習の途中で車がプリウスに替わったが、強烈すぎなければ新車のシートのにおいが、なかなかセクシーなことを知った。 
webでいろいろな自動車を見た。ただ姿かたちだけで好きな感じ、そーでもない感じに分けると、全種類を網羅したわけではないが、この車がカッコイイとひとに話すと「ベントレーにしか乗らない友人がいる、もう何台目かを乗り継いでいる」と言った。

ベントレーに乗る男を探す方を近道と思えるならともかく、私は、同乗したい女でなく、動かしたい方の女だ。どこかに行きたいのではなくて、ただ動かしたい。 そして本当にこれは夢だけれど、メーカー主催のドライビングスクールとかでハイドロプレーン現象なんかを体感したり、スキルを向上させたい、とまで思ってしまう。 

浜省の「路地裏の少年」(1976)に「~覚えたての『風に吹かれて』」とあって、もちろんディランの曲を指しているが、自分ではここを「『覚えたての風』に吹かれて」と思い込んでいて、それは自動車というよりはむしろ、二輪車にぴったりくるんだけど。 

覚えたての風。 
犬の舌も大いに風にそよぐんだろう。 

次に何かをしなければいけない、なんてことは全然ないのに、気持ちが風に舞い上がる。
どう考えても、2足同じもので揃えたスニーカーの、3足目を新調するのが自分の身の丈に違いないけど。